松ヶ枝 優佳

L Dash利用イメージ~不動産会社の場合~

「L Dash利用イメージ~不動産会社の場合~」アイキャッチ

最近では、不動産業界でもLINE公式アカウントを活用する会社が増えてきています。

一斉配信だけでなく、対象を絞る絞り込み配信(セグメント配信)、そしてチャットによる1:1のやり取り。こうした機能を柔軟に使いわけることで、お客さまとのコミュニケーションをスムーズに行い、信頼関係を築くことができます。

さっそく、不動産会社でL Dashを使う際のポイントを見ていきましょう。

自動タグ付け機能で顧客管理&セグメント配信

まずは「友だち登録経路」の設定から。友だち登録経路を使うと、ユーザーが何を経由して友だち登録してくれたかが分かります。例えば、店頭のポスターやチラシのQRコード、公式サイトやSNSに掲載されていたURLなどです。

さらに、友だち登録経路では「追加アクション」を設定することで、その経路から登録してくれた友だちに対し、自動で任意のタグを追加することができます。タグは絞り込み配信をする際に使えるので、追加アクションは基本的に設定しておくことをおすすめします。

友だち登録経路
画像では、この経路を使って友だち登録したユーザーに自動で「公式HPから」というタグが付くよう設定している

(出典:L Dash「友だち登録経路」編集画面)

また友だち登録後、最初に飛んでくる「あいさつメッセージ」ではアカウントの概要に加え、タップ式のアンケートを配信してみるのもよいでしょう。

タップ式のアンケートは「シナリオbot」を使って簡単に作れます。そしてシナリオbotでも、友だちが選んだ選択肢に応じて自動でタグを付与するよう設定することが可能です。

シナリオbot全体
ここでは、あいさつメッセージとして配信するかんたんなアンケートを作成している

(出典:L Dash「シナリオbot」編集画面)

下の画像では、「重視するのは?」という質問に対し「家賃」という選択肢をタップした友だちに「家賃重視」というタグが付くよう設定しています。

シナリオbotタグ付け設定
「追加アクション」を使うと、任意の選択肢をタップした友だちに自動でタグを追加・削除するよう設定できる

(出典:L Dash「シナリオbot」編集画面)

そして以下は、実際にスマホに届いたアンケート(シナリオbot)に回答しているところです。

シナリオbot回答画面(スマホ)
スマホに届いたシナリオbotに回答しているところ。選択肢をタップするだけで回答できる

(出典:Android版「LINE」アプリ)

この友だちの「友だちプロフィール」を見ると、「家賃重視」というタグが付いていることが分かります。これで、「家賃重視」というタグが付いている友だちだけにお手頃な物件情報を送ることなどができるようになります。

友だちプロフィール詳細画面
追加アクションで設定しておいたタグが自動で追加されている

(出典:L Dash「友だちプロフィール」友だち詳細画面)

後々、タグと絞り込み配信機能を使って、リフォームやメンテナンスなど、物件紹介以外の別サービスを案内しても良いですね。

便利なリッチメニューをつくる

トーク画面下部を大きく占有する「リッチメニュー」はこだわりどころです。L Dashでは、リッチメニューのタップ領域(ユーザーがタップすると反応する箇所)をマウスのドラッグ操作で自由に設定することができます。

下の例ではA、B、C、Dという四つのタップ領域を作成していますが、より多くのタップ領域を作成したり、タブで画面が切り替わるリッチメニューを作成することも可能です。

リッチメニュー設定画面
リッチメニューの設定画面。画像では4つのタップ領域を設定しているが、タップ領域の数や範囲は自由に設定可能

(出典:L Dash「リッチメニュー」設定画面)

上の画像はアクションタイプ「キーワード送信」を使用し、「C」領域がタップされると自動で「来店予約」というキーワードが送信されるよう設定しているところです。

この機能を使うには、事前に「キーワード応答」機能でキーワードとそれに対応する自動返信の内容を設定しておく必要があります。

例えば以下では「来店予約」というキーワードが友だちから送信された場合、現在予約可能な日時(※あらかじめ手動で設定しておく必要があります)を自動送信するようになっています。

キーワード応答詳細画面
友だちから「来店予約」というキーワードが送信された際、自動で送るメッセージを設定している

(出典:L Dash「キーワード応答」詳細画面)

スマホ画面で見たリッチメニュー
実際のスマホ画面で見たリッチメニューと、キーワード応答機能で自動送信されたメッセージ

(出典:Android版「LINE」アプリ)

他にも、リッチメニューとキーワード応答を組み合わせることで、作成済のシナリオbotを呼び出すことも可能です。またアクションタイプ「リンク」では、クーポンや質問フォームを呼び出すことができます。

ユーザーにとって便利なリッチメニューになるよう、色々と試してみると良いでしょう。

なおリッチメニューに使用する画像は、「Canva」などのデザインツールを使うと、手軽に作成できますよ。Canvaの検索画面で「リッチメニュー」と検索すると、高品質なテンプレートが多数見つかります。

カルーセル形式で物件情報を配信

メッセージを作成する際、「カードカルーセル」や「イメージカルーセル」タイプの吹き出し(バブル)を選ぶと、複数枚の画像と文章、リンクなどを組み合わせたメッセージが作れます。

カードカルーセルとイメージカルーセル
メッセージ作成画面でこれらの吹き出しを選択できる

(出典:L Dash「メッセージ配信」バブルテンプレート選択画面)

カードカルーセル設定画面
画像とテキストを組み合わせ、横並びに複数設定できる

(出典:L Dash「メッセージ配信」バブルテンプレート編集画面)

テキストだけのメッセージよりも、画像と文章を組み合わせたメッセージは高い反応率が期待できますし、複数の物件情報を配信したい場合に最適です。

さらにL Dashではメッセージの配信後、個別の配信結果を見ることができます。

メッセージ詳細画面
配信したメッセージの詳細画面に「配信結果を確認」ボタンがある

配信結果画面では、メッセージを開封した人数や開封率、時間別インプレッションやバブル(吹き出し)別インプレッションなどが確認できます。

配信レポート画面
配信結果画面。下へスクロールするとさらに多くの情報が確認できる

(出典:L Dash「配信結果」確認画面)

URLや動画、音声を配信した場合は、URLをタップした人数や動画・音声を視聴開始・完了した人数なども分かりますよ。

メッセージの配信後は必ず配信結果を確認して、次の配信内容を考える参考にしてみてください。

質問フォームでお問い合わせフォームを作成

「質問フォーム」を使うと、かんたんにお問い合わせフォームを作成することができます。

名前やメールアドレス、お問い合わせのカテゴリなど、回答項目や回答方式は自由に設定することができます。

また、質問フォームへ回答した友だちには自動でタグを追加するよう設定できます。

画像では、フォームを送信した友だちに自動で「お問い合わせ受付」というタグが付くようになっています。対応後にタグを削除したり、別の物に変更するなどすると分かりやすいでしょう。

質問フォーム作成画面
このフォームに回答した友だちには自動で「お問い合わせ受付」というタグが付く

(出典:L Dash「質問フォーム」その他設定詳細画面)

タグは友だち一覧で検索条件に指定できるので、定期的にこのタグが付いたままの友だちがいないか確認することで、対応漏れの心配も無くなります。

テンプレート機能を使ってスピーディーにチャットする

質問フォームを使うのも良いですが、来店や内見の予約日を調整したい場合など、「チャット」を使うのが便利な場合もあります。

L Dashにはメッセージ配信だけでなく、チャットを便利に使うための機能も満載です。

例えば、よく使う定型文を保存・呼び出しできるテンプレート機能。パターン別に定型文を用意しておけば、スタッフによって対応の質に差が出てしまうことも防げます。

個別チャット画面
チャットをよく使う場合、定型文をテンプレートとして保存しておくと便利

(出典:L Dash「チャット」画面)

またシナリオbotやクーポン、質問フォームを呼び出して、チャット画面から送信することも可能です。この機能を使えば、チャットでやり取りを重ねた友だちだけに、任意のタイミングで特別クーポンを送ることもできるでしょう。

まとめ

L Dashの「カードカルーセル」や「イメージカルーセル」タイプの吹き出しを使って配信すると、物件情報をより効果的に訴求できます。

ほかにも、L Dashには自動タグ付け機能やセグメント配信、自由度の高いリッチメニュー作成機能など、お客さまの反応率を高めるための機能が揃っています。

ぜひL Dashで、お客さまから反応をもらえるLINE公式アカウントをつくってみてください。

L Dash利用イメージ~化粧品会社の場合~

L Dash利用イメージ~化粧品会社の場合~アイキャッチ

この記事では、化粧品販売事業を行っている方に向けて、L Dashの活用事例をご紹介していきます。

こちらの記事の冒頭でも触れていますが、LINEを「毎日利用する」女性ユーザーは多く、化粧品販売において見逃す手はありません。早速、見ていきましょう。

友だち登録経路を設定する

初めに「友だち登録経路」を設定します。この機能を使うことで、ユーザーがチラシを見て友だちになってくれたのか、それともホームページやSNSを見て友だちになってくれたのかが分かります。

友だち登録経路新規作成画面
友だち登録経路の新規作成画面

(出典:L Dash「友だち登録経路」新規作成画面)

さらに、自動タグ付け機能を使うことによって、各経路から友だち登録してくれたユーザーに任意のタグを自動で付与することができます。

以下画像のユーザーは、SNS用に発行したQRコードを見て友だち登録してくれた人なので、「SNSから」というタグが付いていますね。

友だち詳細画面
友だち詳細画面を見ると、プロフィールアイコンやメモ欄の下に「SNSから」というタグが付いている

(出典:L Dash「友だち詳細」画面)

後々ユーザーを絞り込んでメッセージを配信したいと思った際、友だちに適切なタグが付いていると大変便利です。自動タグ付け機能は積極的に活用していきましょう。

あいさつメッセージにシナリオbotを設定する

「あいさつメッセージ」とは、ユーザーがLINE公式アカウントを友だち登録して最初に送られてくるメッセージのことです。

友だち登録の心理的ハードルを下げるため、登録のお礼としてクーポンを付けるのも効果的ですが、ここでは「シナリオbot」で作った簡単な肌タイプ診断を設定してみましょう。

スマホ画面あいさつメッセージ
実際にスマートフォンに送られてきたあいさつメッセージ

(出典:Android版「LINE」アプリ)

シナリオbotを使うと、タップするだけで気軽に答えられる診断コンテンツが作れます。今回は、結果にテキストメッセージと「イメージカルーセル」タイプの吹き出しを設定してみました。

シナリオbot全体
シナリオbotの作成画面。右のプレビューには中央の画面で選択中の「結果」が表示されている

(出典:L Dash「シナリオbot」作成画面)

画像の「商品ページを見る!」という箇所をタップすると、商品ページのURLを開くことができます。またシナリオbotでは、友だちが選んだ選択肢ごとにタグを自動付与するよう設定しておくこともできます。

例えば「乾燥が気になる?」という質問に対し「はい」という選択肢をタップしたユーザーに、「乾燥肌」というタグを自動付与することが可能です。

そうしておけば、後から「乾燥肌」のタグが付いた友だちだけを絞り込んで、乾燥肌用のスキンケア商品を訴求することもできるでしょう。

限定クーポンを配信する

友だちになってくれた人に対し、特典をプレゼントしてみましょう。友だち限定でサンプルがもらえたり、10%オフになったりするクーポンが送られてきたりしたら、「このアカウントと友だちになっていて良かった」と思ってもらえますよね。

クーポン全体図
L Dashのクーポン作成画面

(出典:L Dash「クーポン」作成画面)

L Dashを使えば、簡単に画像入りのクーポンが作れます。また他機能と同様に、クーポンを使った人には任意のタグを自動で追加することも可能です。

その上、L Dashのクーポン機能は、誰がどのクーポンをいつ使ったのかも特定することができます。これは、素のLINE公式アカウントのクーポンでは叶わない機能です。上手に使って、お客さまの分析に役立ててみてください。

こだわりのリッチメニューを作る

トーク画面の大部分を占める「リッチメニュー」は、力の入れどころの一つです。L Dashを使うと、リッチメニューのタップ領域(ユーザーがタップできる箇所)を自由に設定することができるので、デザインの自由度も広がります。

リッチメニュー作成画面
タップ領域(ここではA~E)は自由に設定できる

(出典:L Dash「リッチメニュー」作成画面)

リッチメニューに使用する画像については、デザイナーに作成を依頼するほかにも、「Canva」のようなデザインツールを使って作る方法があります。

例えば、Canvaで「リッチメニュー」と検索すると、多種多様なテンプレートが表示されます。こうしたものに自社製品の画像を組み合わせるなどして、オリジナリティあふれるリッチメニュー画像を作ってみましょう。

画像さえ作ってしまえば、あとはL Dashにアップロードしてタップ領域を設定していくだけ。タップ領域は、マウスのドラッグ操作で簡単に設定できますよ。

自社サイトへの誘導以外にも、「キーワード応答」と組み合わせてシナリオbotを呼び出したり、「質問フォーム」クーポンをインポートしたりなど、使い方は無限大。

またL Dashでは、タブをタップすると表示が切り替わるリッチメニューを作ることも可能です。

デザインだけでなく機能性にもとことんこだわって、「これぞ!」というリッチメニューを作ってみてください。

一度に複数の商品を訴求する

複数枚の画像をカルーセル形式で表示できる「カードカルーセル」や「イメージカルーセル」タイプのメッセージを作れば、一度に複数の商品を訴求できます。

ここでは「イメージカルーセル」形式のメッセージを作ってみます。

カルーセルメッセージ
左右にスワイプ(フリック)することで表示画像を切り替えることができる

(出典:L Dash「メッセージ配信」新規メッセージ作成画面)

左側のプレビューを見ても分かる通り、左右にスワイプ(フリック)することで二枚の画像を表示できるようになっています。

また、画像下部の「商品ページをチェック!」という箇所をタップすると、商品ページのURLが開かれる仕組みです。

複数の新商品をお知らせしたい場合などに使うと効果的でしょう。

まとめ

化粧品会社でLINE公式アカウントを使う場合、配信する画像やリッチメニューのデザインにこだわりたいと思うかもしれませんね。

もちろんそれらも大切ですが、LINE公式アカウントを通じてお客さまに対する理解を深めようと思うのであれば、ここまで紹介してきたようなL Dashの機能がきっと役に立つはずです。

また、当L Dash公式ブログには化粧品会社と親和性の高い業界として「ECサイト」「美容院・サロン」でのL Dash利用イメージも掲載しています。もしよろしければ、併せてご覧いただけますと幸いです。

L Dashの機能紹介

「L Dashの機能紹介」アイキャッチ

L Dashには、LINE公式アカウントの効果を最大限に発揮するための便利な機能がたくさん備わっています。

本記事では、そんなL Dashの機能と、各機能でできることの一部をご紹介していきます。「効果的なメッセージを送るための機能」「友だち情報を効率的に管理するための機能」、「その他の便利機能」の三つに分けてご紹介していくので、「L Dashでどんなことができるのか知りたい!」という方は、ぜひ気になるところから読み進めてみてください。

効果的なメッセージを送るための機能5選

L Dashには、友だちが思わず反応してしまうようなメッセージを送るための便利機能が備わっています。順番に見ていきましょう。

メッセージ配信

メッセージ配信の図

L Dashの配信画面はコンテンツが一か所に集約されているため、メッセージの作成から配信までを迷わず、スムーズに実行できます。
また、自動タグ付け機能や友だちプロフィールを活用することで、セグメント配信(絞り込み配信)も思い通り。

メッセージを無駄打ちせず、本当に必要としているユーザーにだけ届けることができます。

キーワード応答

友だちが特定のキーワードを送信した際、あらかじめ登録したメッセージを自動返信するよう設定できます。
テキストや画像だけでなく、シナリオbotやクーポン、質問フォームを自動返信するよう設定することも可能です。
またリッチメニューと組み合わせれば、ワンタップでシナリオbotが自動送信されるよう設定すること等もできます。

シナリオbot

シナリオbotの図

質問と選択肢をセットで配信し、ユーザーの選択によって異なる道筋や結果を自動で次々に提示する「シナリオ」を作成できます。
選択肢をタップするだけで答えられるので、シナリオbotでアンケートなどを作って配信すると、高い反応率を見込むことができるでしょう。

友だちが選んだ選択肢に応じて自動で任意のタグを付けたり、友だちプロフィール項目と連携させることも可能です。

あいさつメッセージ

ユーザーがLINE公式アカウントを友だち登録した際、自動で配信されるメッセージです。L Dashのあいさつメッセージにはテキストなどの通常コンテンツに加え、シナリオbotや質問フォーム、クーポンを設定することも可能です。上手く使えば友だち追加の段階で様々なユーザー情報を取得することができます。

時間外メッセージ

時間外メッセージの図

手動でチャットに対応できる時間を「応答時間」として設定しておくと、それ以外の時間帯や定休日として設定した曜日に届いたメッセージ対し、定型メッセージを自動返信できます。

他機能と同じく、テキストなどの基本コンテンツに加えてシナリオbotやクーポン、質問フォームも設定可能。営業時間外であっても、ユーザーを放置せず自動応答してくれます。

友だち情報を効率的に管理するための機能4選

L Dashを使えば、友だち一人ひとりの情報をしっかり管理できます。

友だち一覧

友だち一覧から任意の友だちを選択すると、その友だちの詳細なプロフィール情報を確認できます。
友だち詳細画面では、名前やアイコンといった基本情報に加えて、L Dashで登録したタグやメモ、友だちプロフィール、回答済の質問フォームや使用済のクーポン、表示されているリッチメニューが確認できます。

友だちプロフィール項目

友だちプロフィール項目の図日本語

友だち一人ひとりのプロフィール詳細画面に表示する項目を自由に作成できる機能です。例えば「本名」や「担当者」などを設定しておくといった使い方が考えられます。

シナリオbotや質問フォームへの回答と連携させて、内容を自動保存することも可能です。
友だちプロフィール項目はセグメント配信の際に条件として指定できるので、友だち情報の中でも、重要な情報の一つです。

チャット

L Dashのチャット機能には、友だち一人ひとりに対してきめ細やかな対応をするための機能がたくさん詰まっています。
友だちプロフィールやタグ、メモを見ながら1 to 1マーケティングを行えるだけでなく、定型文の登録・呼び出しができるテンプレート機能を使えば、担当者が複数人いる場合も応対の質を均一に保つことができます。

友だち登録経路

友だち登録経路の図

ユーザーがどの経路を使ってLINE公式アカウントを友だち登録してくれたのか、知ることができます。例えば、ホームページやSNS、チラシなど。経路ごとにURLやQRコードを発行できるので、有効な集客施策を分析できます。

また、流入経路別に自動で任意のタグを付与するよう設定することも可能。友だち追加された時点でユーザーのセグメント化ができるのです。

その他の便利機能

タップ領域を自由に設定できる「リッチメニュー」や、友だち情報と紐づく「クーポン」、お申し込みフォーム等さまざまな使い方ができる「質問フォーム」など、L Dashにはほかにも便利な機能がたくさん備わっています。

リッチメニュー

リッチメニューの図

L Dashを使うと、一見複雑そうなタブ付きのリッチメニューも、マウス操作で簡単に作成できます。タップ領域の設定も簡単なので、より自由なレイアウトのリッチメニューを作成可能。

さらに、特定の友だちだけに専用のリッチメニューを表示させることもできるので、会員と非会員で表示させるリッチメニューを分けるといった使い方も可能です。

クーポン

L Dashのクーポンは「いつ」「誰が」「どのクーポンを使ったか」が分かるので、クーポンごとに細かな分析をすることも可能です。
また、クーポンを利用したユーザーに自動でタグが付くよう設定することも可能なので、後からその人たちへ向けて特別な案内を配信するといったこともできます。

質問フォーム

質問フォームの図

質問フォームは、利用者アンケートやカウンセリングシートとして使うのはもちろん、各種お申し込みフォームやお問い合わせフォームとして使うこともできます。

自動タグ付け機能や友だちプロフィール項目との連携機能も備わっているので、ユーザー情報を自動で整理・蓄積していくことが可能です。

スタッフ権限設定

L Dashには「管理者」と「担当者」という二種類のスタッフ権限があります。管理者は契約プランやお支払方法にまつわる機能を閲覧・操作できるほか、他ユーザーを自身が管理しているLINE公式アカウントの担当者として招待することも可能です。
店長とスタッフで権限を分けるなど、臨機応変に使い分けることができます。

CSVエクスポート

L Dashの質問フォームは、フォームごとにユーザーの回答をCSV形式やExcel形式でダウンロードすることができます。L Dash内で確認できるだけでなく、汎用的なフォーマットで書き出せるから、データを分析する際にも便利です。

まとめ

「シナリオbot」のような特徴的な機能から、「友だちプロフィール項目」のように、友だち情報を管理するための機能まで、L DashにはLINE公式アカウントをより使いやすくするための機能がたくさん詰まっています。

気になった方は、ぜひアカウントを作ってみてください。初期費用0円、60日間無料で全ての機能をお試しいただけますよ。

L Dashってなに?LINE公式アカウントとの違いは?

「LINE公式アカウントをもっと使いこなしたい!」、「LINE公式アカウントの拡張ツールは便利そうだけど、なんだか難しそうで……」、そう思っていらっしゃる方はいませんか?

また、L DashとLINE公式アカウントの違いについて知りたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方々のために、この記事ではL Dashの特徴についてポイントを絞って解説していきます。LINE公式アカウントとの違いについても説明していきますので、知りたい項目からご覧いただけますと幸いです。

L Dashとは

L Dashは、LINE公式アカウントと連携させることでLINE公式アカウントの機能を拡張し、より効果的にLINE公式アカウントを運用できるようにするためのサービスです。

「Messaging API」という、友だちとのコミュニケーションをより便利にするための仕組みを利用したサービスで、導入するとLINE公式アカウント単体では使えない様々な機能が利用できるようになります。

LINE公式アカウントとの違い

LINE公式アカウントにはリッチメニューや自動応答メッセージ、リサーチなど便利な機能がたくさんありますが、L Dashを連携させることで後述する「シナリオbot」「友だちプロフィール項目」といった便利な機能も使えるようになります。

さらに、L Dashの「クーポン」「質問フォーム」はLINE公式アカウントで作れるものと違い、使ったり回答したりした友だちが誰なのかを特定できます。

ほかにも、L Dashの「キーワード応答」はLINE公式アカウントで設定できる「完全一致」だけでなく、「部分一致」で反応できるよう設定することも可能、といった違いが挙げられます。

このように違いはいくつもありますが、L DashはあくまでもLINE公式アカウントの拡張ツールです。本体となるLINE公式アカウントと併せて使う必要がある点には注意しましょう。

L Dashの特徴

ホーム画面を見ていただければわかる通り、LINE公式アカウントのWeb版管理画面(LINE Official Account Manager)にも近しく、すっきりとした操作しやすい構成がL Dashが持つ特徴の一つにもなっています。もう少しくわしく見ていきましょう。

L Dashホーム画面
L Dashのホーム画面

(出典:L Dashホーム画面)

シナリオbot

L Dash最大の特徴の一つが「シナリオbot」機能です。シナリオbot機能を使うと、友だちに質問と選択肢をセットで送ることができます。友だちが選んだ選択肢によって、次に表示する文章や画像をあらかじめ指定しておける機能です。

選択肢の提示と選択を繰り返すことで、最終的にシナリオbotが回答を表示する仕組みで、オリジナルの診断コンテンツも簡単に作れます

さらに、友だちが特定の選択肢を選んだ際に自動でタグを付けたり、後述する「友だちプロフィール」を自動で更新したりすることができます。

タグや友だちプロフィールは、メッセージを配信する際に対象を絞り込むのに使えるため(絞り込み配信/セグメント配信)、とても大切な要素です。

L Dashシナリオbot作成画面
ドラッグ&ドロップで簡単にシナリオbotが作れる

(出典:L Dashシナリオbot作成画面)

質問や結果はマウスのドラッグ&ドロップを使って簡単に作成できるので、「bot」と聞いてちょっととっつきづらく感じた方も安心です。

シナリオbotについてはこちらの記事でくわしく解説しているので、ぜひご覧ください。

友だちプロフィール項目

L DashのようなLINE公式アカウントの拡張ツールを検討されている方の中には、「もっと友だちを細かくグループ分けして、効果的なセグメント配信をしたい」「友だちのプロフィールをもっと充実させられたらいいのに」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

LINE公式アカウントの「チャット」からもチャットルームの担当者を設定したり、友だちにタグを付けたりといった機能は使えますが、L Dashの「友だちプロフィール項目」を使うと、もっと細かく分類できます。

例えば、デフォルトでは「電話番号」「メールアドレス」「郵便番号」「住所」といった4項目が設けられていますが(この項目は自由に編集・削除できます)、例えば「世代」「会員登録の有無」のようなオリジナルの項目を加えることができます。

友だちプロフィール項目の値は手動で入力することもできますが、シナリオbotや質問フォームと連携して、自動で更新するよう設定することも可能です。

L Dash友だちプロフィール項目
友だちプロフィール項目

(出典:L Dash友だちプロフィール項目設定画面)

対象をより絞り込んでメッセージを配信できるようになるので、ブロックされる確率を下げたり、メッセージの開封率を上げる効果も期待できます。

加えて、LINE公式アカウントを運用している方は、「より限られた通数で最大の効果を得たい」と考える方がほとんどでしょう。その点においても、メッセージ配信の対象を絞り込むことは有効に働きます。

「友だちプロフィール項目」については、こちらの記事でくわしく説明していますので、ぜひご一読ください。

クーポン

上で少し触れましたが、L DashのクーポンはLINE公式アカウントの物と違い、「利用した人を特定する」機能が備わっています。

以下はL Dashのクーポン画面ですが、「1件の使用履歴があります」と表示されていますね。

ここをクリックすると、「誰」が「いつ」そのクーポンを利用したのかが分かる仕組みです。

クーポン
クーポンを使用した人がいると「●件の使用履歴があります」と表示される。ここをクリック

(出典:L Dash「クーポン」基本情報画面)

クーポン2
クーポンを使った友だちのアイコンや名前、クーポンを使用した日時が表示される

(出典:L Dash「クーポン」基本情報画面)

さらに、友だちがクーポンを使った際に自動で任意のタグを追加することもできます。後から、特定のクーポンを使った人だけにタグを付けておいて、特別なメッセージを絞り込み配信するなど、色々な使い方ができそうですよね。

クーポンについては、こちらの記事でくわしく説明していますよ。

質問フォーム

LINE公式アカウントには「リサーチ」という簡易なアンケート機能がありますが、こちらはあくまで傾向を把握するためのもので、回答と友だちを紐づけることはできません。

L Dashの質問フォームは回答と友だちが紐づくため、「誰が」「いつ」「どんな」回答をしたのかを知ることが可能です。

さらに、友だちプロフィールとの連携機能を使えば、回答を友だちプロフィールの値として自動保存することもできます。

質問フォームについては、こちらの記事でよりくわしく解説しています。

L Dashの活用例

ここでは具体的に、上で紹介したL Dashの特徴的な機能を使って何ができるかをイメージしてみましょう。

シナリオbot活用例①診断テストを作る

先にも少し触れましたが、シナリオbot機能を使えば人気の診断コンテンツが簡単に作れます。例えばユーザーの性格を診断した上で、タイプ別におすすめの商品を紹介するのもよいでしょう。

LINE公式アカウントの運用例ではありませんが、診断系コンテンツの例を挙げると、ライオンは質問に答えていくと自分に合った歯ブラシと歯の磨き方を教えてくれる「おすすめハブラシナビ」や、今の気分に関する質問などをもとにおすすめの香りを診断する「香り診断」といったコンテンツを公開しています。

こうした各社の取り組みを参考に、L Dashを使ってオリジナルの診断コンテンツを作ってみるのはいかがでしょうか。

歯ブラシ診断
ライオン「おすすめハブラシナビ」

(出典:ライオン「自分にぴったりのハブラシを見つけよう!おすすめハブラシナビ | Lidea(リディア) by LION」

香り診断
ライオン「香り診断」

(出典:ライオン「香り診断 わたしにピッタリな香りを診断 香りラボ Designed by LION | Lidea(リディア) by LION」

シナリオbot活用例②よくある質問に自動で返信する

シナリオbotの効果的な使い方の一つに、よくある質問に対してのシナリオを用意しておくというものがあります。

いわゆる「お問い合わせ」への対応は、人力で賄える部分とそうでない部分が出てくるでしょう。その点botなら24時間365日対応してくれるので業務負担が減りますし、ユーザー側も気軽にメッセージを送信できます。

あまりにも複雑な問い合わせには向きませんが、簡単な問い合わせはシナリオbotで対応できるようにしておくことで、対応が遅いなどの理由でブロックされるリスクも減らせるでしょう。

クーポン活用例

友だち登録の特典としてクーポンを配信するのは、LINE公式アカウントの友だちを増やす手段として定番中の定番ですが、とても効果的です。

最も手軽なのは、ユーザーがLINE公式アカウントを友だち登録した際に自動配信される「あいさつメッセージ」にクーポンを付けておく方法でしょう。

友だち追加直後は、ユーザーの関心が最も高まっている時です。「友だち登録してよかった!」と思ってもらえるような、魅力的なクーポンを付けておきたいですね。

質問フォーム活用例

「質問フォーム」という名前ではありますが、質問フォームはアンケートをとる以外にもたくさんの使い方が考えられます。新しい質問フォームを作る際に使える5つのテンプレートを見るだけでも、それが良くわかると思います。

質問フォームテンプレート
テンプレートを使うと簡単に作りたい形式のフォームが作れる

(出典:L Dash「質問フォーム」新規作成画面)

例えば、飲食店の予約受付フォームとして使ってみるのはどうでしょう。前述の通り、質問フォームは友だちプロフィールと連携させることで、回答を個々のプロフィール画面へ自動保存することができます。

予約時に入力してもらった氏名やメールアドレス、予約日などを友だちプロフィールに紐づけておけば、友だちの名前や連絡先などが一目でわかります。質問フォームの送信時に「予約済」というタグが自動で付くように設定しておくとさらにわかりやすいでしょう。

友だちプロフィール詳細
「友だちプロフィール」に、質問フォームへ入力した名前やメールアドレス、電話番号が自動で反映されている。また、質問フォームを送信した際に「予約済」というタグが自動で追加されている

(出典:L Dash「友だち詳細」画面)

友だちプロフィール項目活用例

友だちプロフィール項目を使えば、LINE公式アカウントにもともと備わっている機能よりも細かく、かつ自由に友だちを分類することができます。

例えば、あらかじめ「ペット」という友だちプロフィール項目を作っておいて、質問フォームでペットについてのアンケートを作って配信します。その結果をもとに、「犬」を飼っていると答えた人(=友だちプロフィールの「ペット」という項目に自動で「犬」という値が入力された人)だけにメッセージを送る、ということもできるわけです。

L Dash友だち詳細ページ
「ペット」という項目と「犬」というデータが入力されている

(出典:L Dash友だち詳細ページ)

むやみに一斉配信せず、対象を絞り込み、その人にその時必要なメッセージを届けるようにすれば、配信メッセージ数の節約になりますし、開封率アップやブロック率の低下にもつながります。

まとめ

L Dashにはほかにもユーザーがいつ、どこで配布したチラシを見て友だちになってくれたかなどがわかる「友だち登録経路」や、タブ切り替えやユーザーごとの出し分けが可能な「リッチメニュー」など、便利で使いやすい機能が多数備わっています。

それでいて、必要な機能がわかりやすくまとまっていて、「あまり複雑な画面は見たくない」という方も直感的に操作できるのがL Dashの強みです。

手軽に使えるLINE公式アカウントの拡張ツールを探している方は、まずは一度L Dashを試してみてはいかがでしょうか。

 

【参照・参考】
・LINE Developers「Messaging APIの概要」
・LINE API UseCase「Messaging API(双方向メッセージ送信API)」

L DashはPCが苦手でも直感的に使える!~初心者にやさしい拡張ツールの特徴とは~

L Dashは、一言で表すと「LINE公式アカウントの拡張ツール」です。

LINE公式アカウントの拡張ツール(マーケティングツール)は、L Dash以外にも特定の業種や分析に特化したサービスなど、様々な種類のものが存在します。

中でも、L Dashは様々な用途に使える汎用的なツールです。L Dashの主な特徴や、拡張ツール(マーケティングツール)そのもののメリット・デメリットについてはこちらの記事こちらの記事等で解説していますので、本記事ではL Dashの特徴であり、魅力の一つでもある「操作性の良さ」についてご紹介していきます。

「拡張ツールってなんだか難しそう……」という方こそぜひ、ご一読いただけますと幸いです。

特徴1.初心者でも迷いづらい画面構成

まず、LINE公式アカウントWeb版管理画面(LINE Official Account Manager)とL Dashのホーム画面を見比べてみましょう。

LINE公式アカウントホーム
LINE公式アカウントWeb版管理画面(LINE Official Account Manager)ホーム

(出典:LINE公式アカウントWeb版管理画面/LINE Official Account Manager)

ホーム画面
L Dashのホーム画面。LINE公式アカウントWeb版管理画面の良い部分を取り入れつつも、よりシンプルで分かりやすい構成になっている

(出典:L Dashホーム画面)

見比べてみれば分かる通り、LINE公式アカウントWeb版管理画面を触ったことのある人なら、さほど戸惑わずにL Dashを操作することができるはずです。

また、LINE公式アカウントWeb版管理画面では、リッチメッセージやリッチビデオメッセージ、カードタイプメッセージは「メッセージアイテム」として「メッセージ配信」とは別項目になっています。

つまり、リッチメッセージなどを配信するには、あらかじめ「メッセージアイテム」項目の中で作成した物を「メッセージ配信」画面から呼び出して配信する必要があるわけですね。

LINE公式アカウント左メニュー
「メッセージを作成」と「リッチメッセージ」「リッチビデオメッセージ」「カードタイプメッセージ」(の作成画面へのリンク)は離れた場所にある

(出典:LINE公式アカウントWeb版管理画面/LINE Official Account Manager)

一方のL Dashは、ほとんどのタイプのメッセージについて、作成から配信まで「メッセージ配信」項目の中で完結します。専用画面であらかじめ作成しておく必要があるのは、「シナリオbot」「クーポン」「質問フォーム」といった特殊な形式の一部コンテンツだけです。

L Dashコンテンツ
さまざまなタイプのメッセージを一つの画面から作成・配信できる

(出典:L Dashバブルテンプレート選択画面)

そして、L Dashのメッセージ配信画面ではL DashとLINE公式アカウント、それぞれの配信残数が確認できるほか、カレンダー形式で配信済みのメッセージや配信予約しているメッセージを確認することができます。今月何回配信しているのかが一目で分かるので、配信ペースがつかみやすくなるでしょう。

カレンダー
緑色で表示されているのは配信済みメッセージ、オレンジ色は予約設定済みのメッセージだ

(出典:L Dashメッセージ配信画面)

もちろん、作成済みメッセージを一覧で表示させることも可能ですよ。

一覧画面
「+新規登録」ボタンの右下にあるアイコンをクリックすると、カレンダー表示と一覧表示が切り替わる

(出典:L Dashメッセージ配信画面)

一点だけ押さえておきたいのは、「友だち登録経路」「クーポン」「質問フォーム」の3機能は「LIFEアプリ」タブの中にあるということ。そこさえ押さえておけば、どの機能がどこにあるのか迷うことはまずないでしょう。

LIFEアプリ
「友だち登録経路」「クーポン」「質問フォーム」は「LIFEアプリ」タブの中にある

(出典:L DashLIFEアプリ画面)

特徴2.直感的に操作できるシナリオbot

L Dashの特徴的な機能の一つでもある「シナリオbot」。「bot」というとなんだか難しそうに感じるかもしれませんが、操作方法はとても簡単です。

以下の動画は「新しい質問」を追加し、追加アクション(スタートをタップした友だちに自動でタグを追加)を設定する、というシナリオbotの基本操作を行っているところです。マウスのドラッグ&ドロップができれば誰でも簡単に設定していくことができます。

シナリオbot操作動画
マウスのドラッグ&ドロップで簡単にチャットbotが作れる

(出典:L Dashシナリオbot作成画面)

また、シナリオbotは分岐を細かくしようと思えばいくらでも細かく設定できます。その際、もしもシナリオの全体図がテキストや簡略化された図だけで表示されていたとしたら、どの設問がどの設問につながっているか分からなくなってしまいますよね。

その点、L Dashのシナリオbotは見たままに分岐の調整や確認ができます。分岐先が増えてきて画面が見づらくなってきた際は、虫眼鏡ツールを使って全体像を把握することも可能です。

虫眼鏡ツール
分岐先が増えて画面がごちゃごちゃしてきたと感じたら、虫眼鏡ツールを使ってみよう

(出典:L Dashシナリオbot作成画面)

シナリオbotは、診断コンテンツ手軽に参加できるアンケートを作ったり「よくある質問集」を作って顧客対応を一部自動化したりと、アイデア次第でさまざまな使い方が考えられる便利な機能です。ぜひ一度、触ってみてくださいね。

まとめ

「拡張ツール」というと、「操作が難しそう……」という印象を持たれる方もいらっしゃると思いますが、L Dashについては全くそんなことはありません。

初期設定やLIFEアプリを使い始めるためのセットアップについても、画面の指示に従っていくだけで簡単に設定できます。

メッセージ配信画面やリッチメニュー、クーポンや質問フォーム作成画面といった基本機能についても、常に画面横にプレビューを表示させておけるため、ユーザーからの見え方を確認しながら操作することが可能です。

「LINE公式アカウントの標準機能では物足りないけど、拡張ツールを使うのは難しそう」と感じていらっしゃる方は、PC初心者にもやさしいL Dashの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

L Dashの「メッセージ配信」で絞り込み配信をしてみよう!

アイキャッチ

LINE公式アカウントの核ともいえる基本機能の一つ、「メッセージ配信」。テキストやスタンプ、画像や動画を使って、LINE公式アカウントを友だち追加してくれたユーザーへ直接情報を届けることができる機能です。

L Dashでは、メッセージを友だち全員に一斉配信するのはもちろん、少ないステップで簡単に絞り込み配信(セグメント配信)をすることもできます。特定のタグやプロフィールが設定されている友だちに対してだけ、メッセージを送ることができるのです。

この記事では、L Dashでメッセージ配信や絞り込み配信をする方法について、基本となる部分を解説していきます。

カレンダー画面で分かること

L Dashにログインしたら、メニューから「メッセージ配信」をクリックしましょう。

L Dashホーム画面
「メッセージ配信」をクリック

(出典:L Dashホーム画面)

メッセージ配信画面が開きました。上部にはL DashとLINE公式アカウントそれぞれの、当月の配信残数が表示されています。また、その下の検索ボックスを使うとメッセージのタイトルやタグなどを入力したり、「下書き」「配信待ち」などのステータスを選択したりしてメッセージを検索することができます。

カレンダー画面
その月に配信できるメッセージの残数が分かる

(出典:L Dashメッセージ配信画面)

下部にはカレンダーが表示されており、その月に配信したメッセージが一目で確認できます。

カレンダー
配信したメッセージや日時予約したメッセージがカレンダーに表示される

(出典:L Dashメッセージ配信画面)

緑色で表示されているのは配信済みのメッセージです。配信待ちのメッセージはオレンジ色、配信に失敗したものは赤色で表示されます。

カレンダーに表示されているタイトルをクリックすると、メッセージの詳細画面を見ることができます。

メッセージを作って絞り込み配信をしてみよう

それでは実際に、特定の友だちにだけメッセージを配信できるよう設定を行っていきましょう。新しくメッセージを作成するには、カレンダーの右上にある「+新規登録」をクリックします。

新規登録ボタン
「新規登録」をクリック

(出典:L Dashメッセージ配信画面)

まずはメッセージのタイトルやタグを設定します。どちらも友だちには表示されないものなので、ご自分が分かりやすく管理しやすいものを設定するとよいでしょう。

タグは入力した後、エンターキーを押すのを忘れないようにしてくださいね。

メッセージのタイトルとタグ
タグはテキストを打ち込んだ後、最後にエンターキーを押すことで入力される

(出典:L Dashメッセージ配信画面)

それでは、メッセージを設定していきます。「作成済みバブル」の下にある「新しいバブルを追加」をクリックします。

新しいバブルを追加
「新しいバブルを追加」をクリックして吹き出しを追加する

(出典:L Dashメッセージ配信画面)

テキストを設定する

初めに、全てのメッセージの基本となる「テキスト」を設定してみましょう。画面をスクロールして「コンテンツバブル」の中にある「テキスト」を選んでクリックします。

コンテンツバブル
「テキスト」をクリックする

(出典:L Dashメッセージ配信画面)

テキストや絵文字を入力し終わったら、「保存」、「登録内容の確認」の順にクリックします。

テキスト編集画面
テキストや絵文字の入力が終わったら①「保存」、②「登録内容の確認」の順にクリック

(出典:L Dashメッセージ配信画面)

「作成済みバブル」やプレビューに今入力したテキストが反映されていることを確認しておきましょう。問題なければ、再度「新しいバブルを追加」をクリックして新しい吹き出しを設定していきます。

作成済みバブル
「作成済みバブル」やプレビューに入力したテキストが反映されているか確認しよう。終わったら「新しいバブルを追加」をクリック

(出典:L Dashメッセージ配信画面)

イメージカルーセルを設定する

次はイメージカルーセルを設定してみましょう。「Flexバブル」の中にある「イメージカルーセル」をクリックします。

Flexバブル
「イメージカルーセル」を設定してみよう

(出典:L Dashメッセージ配信画面)

イメージカルーセルの編集画面が開きました。イメージカルーセルを使うと、複数枚の画像をカルーセル形式で表示させられるだけでなく、ユーザーが画像をタップした際に任意のURLを開いたり、指定したキーワードを自動送信させたりすることができます。

まずは画像を設定してみましょう。「画像」欄に表示されている仮のプレビュー画像を、右上の「×」ボタンをクリックして削除します。

画像の設定
右上の「×」をクリック

(出典:L Dashメッセージ配信画面)

「ここにファイルをドロップ または ファイルを選択」と表示されるので、ここへ送りたい画像をドラッグ&ドロップするか、「ファイルを選択」をクリックしてファイルを設定しましょう。

ここにファイルをドロップ
画像をドラッグ&ドロップするか、「ファイルを選択」ボタンをクリックして画像ファイルを設定しよう

(出典:L Dashメッセージ配信画面)

画像の下に表示されるバーを左右に動かすと、画像のサイズを調整できます。調整できたら「適用」をクリックして設定します。

画像を設定
画像のサイズ調整が終わったら「適用」をクリック

(出典:L Dashメッセージ配信画面)

次に、アクションを設定していきましょう。「アクションラベルを表示する」にチェックが入っていることを確認したら、プレビューを確認しながらアクションラベルを設定します。

アクションラベルを追加した
プレビューを確認しながらアクションラベルを設定する

(出典:L Dashメッセージ配信画面)

アクションラベルが設定できたら、アクションラベルの下にある「アクションタイプ」をクリックしてアクションタイプを設定します。ここでは、画像をタップした際の動作を指定することができます。

指定したリンクを開く「リンク」、指定した文言を友だちのメッセージとして自動送信させられる「キーワード送信」、LINE内のカメラを開く「カメラ起動」、LINE内のQRコードリーダーを開く「QRコードリーダー起動」、LINE公式アカウントの共有リンクを作成する「LINE公式アカウント共有」の5種類から選ぶことが可能です。

アクション
ユーザーが画像をタップした際の挙動を選ぶことができる

(出典:L Dashメッセージ配信画面)

今回は「リンク」を選んでURLを入力します。ちなみに、ここで「LIFEアプリからインポート」を選ぶとあらかじめ作っておいたクーポンや質問フォームをインポートすることもできます。

リンク
「リンク」を選び、開かせたいページのURLを入力したところ

(出典:L Dashメッセージ配信画面)

設定が終わったら、画像をもう一枚追加してみましょう。画面を上にスクロールして、「カラム追加」をクリックします。

カラム追加
「カラム追加」をクリック

(出典:L Dashメッセージ配信画面)

先ほどと同じ手順で画像を設定し、アクションラベルやアクションタイプを設定します。今回は「キーワード送信」を選択します。

キーワード送信
「キーワード送信」を使うとユーザーが画像をタップした際、指定した文言を送信させられる

(出典:L Dashメッセージ配信画面)

この機能は「キーワード応答」とセットで使うことで真価を発揮します。「キーワード応答からインポート」というボタンをクリックすると、キーワード応答で設定されている単語が表示されます。今回は「今月の営業日」を設定しましょう。

キーワード応答からインポート
あらかじめ「キーワード応答」機能で設定してあるキーワードを指定できる

(出典:L Dashメッセージ配信画面)

プレビューを確認したら、もう一つカラムを追加してみましょう。先ほどと同じように「+カラム追加」をクリックします。

「カラム3」が選択されていることを確認したら、先ほどまでと同じ手順で編集していきます。今回はアクションタイプを「LINE公式アカウント共有」に設定しました。

友だちに教える
「LINE公式アカウント共有」を設定するとユーザーが画像をタップした際、LINE公式アカウントを他の友だちに共有するためのリンクが作成される

(出典:L Dashメッセージ配信画面)

カラム1、カラム2、カラム3それぞれのタブをクリックし、内容を確認したらプレビューの下にある「登録内容の確認」をクリックします。

登録内容の確認
カラム1~3の内容を確認して、問題なければ「登録内容の確認」をクリック

(出典:L Dashメッセージ配信画面)

メッセージ登録内容確認画面に戻ってきました。プレビューで実際の見え方を確認して、問題なければプレビューの下にある「メッセージを検証する」ボタンをクリックしましょう。

メッセージを検証する
プレビューで実際の見え方を確認してから「メッセージを検証する」をクリックしよう

(出典:L Dashメッセージ配信画面)

絞り込み配信の設定をする

それでは、「配信設定」から配信ターゲットや配信日時などを設定していきましょう。「配信設定」の右側にある「編集する」をクリックします。

配信設定
メッセージの配信対象を絞り込んでみよう。まずは「配信設定」の右側にある「編集する」をクリック

(出典:L Dashメッセージ配信画面)

配信ターゲットは、はじめは「全ての友だち」に設定されています。これを「特定の友だちのみ」に変更することで、メッセージを配信する友だちを絞り込むことができます。

「特定の友だちのみ」を選択すると、配信したい友だちについているタグを指定できます。「条件を追加する」をクリックすると友だちプロフィール項目を指定することも可能です。

今回は事前に「シナリオbot」を配信し、特定の結果にたどり着いたユーザーに自動で「L Dashを知らない」というタグを追加しています。このタグが付いている友だちのみを絞り込んで、メッセージを配信してみましょう。

絞り込み設定
①「特定の友だちのみ」をクリックしたら②タグを設定し、最後に③「追加する」ボタンをクリックする。条件を設定すると配信対象人数が表示される

(出典:L Dashメッセージ配信画面)

配信対象の絞り込みが終わったら、配信日時を設定してみましょう。「日時指定して配信する」をクリックして、配信日時を入力します。カレンダーマークをクリックすると簡単です。

日時指定
①「日時指定して配信する」、②カレンダーマークの順にクリックしたら③日時や時刻を設定して④「適用」をクリック

(出典:L Dashメッセージ配信画面)

最後に、アイコンと表示名を変更してみましょう。「設定する」をクリックすると、今設定しているメッセージを配信する際、友だちのLINE内に表示されるアイコンや表示名の一部を指定できます。

ドラッグ&ドロップやファイルの指定で画像を設定し、表示させたい名前を入力してみましょう。なお誤認防止のため、表示名の後ろに付く「from ‘アカウント名’ 」を変更したり削除したりすることはできません。

アイコンと表示名
ユーザーがメッセージを受信した際に送信者として表示される名前の一部やアイコンを変更できる

(出典:L Dashメッセージ配信画面)

全ての設定が完了した後、プレビューの下にある「配信予約する」をクリックすれば、メッセージの予約設定ができます。

配信予約
「配信予約する」ボタンはプレビュー直下にある

(出典:L Dashメッセージ配信画面)

テスト配信をする

メッセージ詳細画面からは、テスト配信を行うことができます。メッセージが配信される前に必ずテストを行って、実際のスマートフォンでの見え方などを確認しておきたいですね。

テスト配信のやり方は、まず右上の「テスト配信」をクリックします。

テスト配信
メッセージ詳細画面の「テスト配信」をクリック

(出典:L Dashメッセージ配信画面)

表示された数字を、LINEアプリのトーク画面からLINE公式アカウントへ送るだけです。

テストコード
ここに表示された数字をLINEアプリのトーク画面からLINE公式アカウントへ送るだけでOK

(出典:L Dashメッセージ配信画面)

無事に設定した通りのメッセージが送られてきたら、テスト配信は成功です。配信日時の設定が終わっていなかったら、改めて「配信設定」から日時の設定をしておきましょう。

テスト配信
設定した通りの内容が送られてきたら、テスト配信は成功だ

(出典:Android版LINEアプリ)

キーワード送信+キーワード応答の動作確認

今回、2枚目の画像(カラム2)に「キーワード送信」を設定していましたね。こちらは事前に「キーワード応答」で対応する文言を設定しているので、その動作を確認しておきましょう。

具体的には、2枚目の画像をクリックすると「今月の営業日」というテキストが自動で送られるように設定していました。なおかつ、「キーワード応答」機能を使い、友だちから「今月の営業日」と送られた際には今月の営業スケジュールが送られるようにしてあります。テスト配信で送られてきたメッセージの中から、二枚目の画像を選んでタップしてみましょう。

キーワード応答
画像をタップすると「今月の営業日」というテキストが自動送信された。それに対して、事前に「キーワード応答」で設定したメッセージが自動で送られてきている

(出典:Android版LINEアプリ)

設定した通り、「今月の営業日」というテキストが自動送信され、対応する文言が返信されています。このように、キーワード応答と他の機能を組み合わせると、アイデア次第で色々な使い方ができますよ。

まとめ

タグや友だちプロフィールを指定するだけで、簡単に絞り込み配信ができるL Dashの「メッセージ配信」機能。

いつも一斉配信だけを利用しているという方も、時には絞り込み配信を行ってみるのはいかがでしょうか。その情報を本当に必要とする人だけに配信するよう心がければ、ブロック率低下にもつながりますし、配信通数の節約にもなります。

テキストや画像だけでなく、慣れてきたら今回ご紹介した「イメージカルーセル」やシナリオbot質問フォームなど、さまざまなコンテンツの配信を検討してみてくださいね。

 

【参照・参考】
・LINE株式会社『はじめてでもできる! LINEビジネス活用公式ガイド 第2版』インプレス,2023年6月
・LINEヤフー for Business「LINE公式アカウント(旧 LINE@) – メッセージ配信を作成する」(2024年5月10日参照)
・LINEヤフー for Business「メッセージ配信の特長や種類、効果的なメッセージとは」(2024年5月10日参照)
・LINEキャンパス「メッセージ配信」(2024年5月10日参照)
・LINE ヘルプセンター「メッセージ配信」(2024年5月10日参照)

L Dashの「キーワード応答」を使おう! LINE公式アカウントとの違いも解説

アイキャッチ

L Dashで使える機能の一つ、「キーワード応答」。LINE公式アカウント自体にも「応答メッセージ」という機能があり、「一律応答」か「キーワード応答」かを選んで使うことができますよね。

この記事では、L Dashのキーワード応答とLINE公式アカウント標準機能で使える「キーワード応答」との違いや、使い方について解説していきます。実際の画面を見ながら設定してみましょう。

LINE公式アカウントの「キーワード応答」

LINE公式アカウントの「応答メッセージ」で使えるキーワード応答とは、ユーザーからチャットで特定のメッセージを受信した際に、あらかじめ設定しておいたメッセージを自動で返信できる機能です。

例えば「営業時間は?」など、よく質問されるキーワードと、それに対する答えを設定しておけば、問い合わせ対応にかかる負担が軽減できます。特定のキーワードを受け取ったらクーポンを配信するようにしておくのもよいですね。

とても便利な機能ですが、LINE公式アカウントの「キーワード応答」は、「完全一致」でなければ反応しないという弱点もあります。

これはつまり、例えば「休業日」というキーワードを設定していた場合、ユーザーが「休業日は?」と送ってきてもメッセージは自動送信されないということです。

LINE公式アカウントのキーワード応答
LINE公式アカウントのキーワード応答。完全一致にしか対応していない

(出典:LINE公式アカウントWeb版管理画面/LINE Official Account Manager)

そのため、キーワードを設定する際は関連するキーワードも併せて設定しておく必要があります。「休業日」なら、「休業日は?」「休業日はいつ?」「休業日はいつですか?」「休業日を教えて」などが想定されます。

L Dashの「キーワード応答」

L Dashのキーワード応答とLINE公式アカウント標準のキーワード応答との大きな違いが、L Dashのキーワード応答は「部分一致」に対応している点です。

先ほどの例であれば、「休業日」というキーワードを一つ設定しておけば、ユーザーから「休業日は?」「休業日はいつ?」などと聞かれた場合でも、自動でメッセージを返信できるわけです。

一つのキーワードに対して、いくつもバリエーションを想定して準備しておかなくてもよいわけですから、とても便利ですよね。

L Dashのキーワード応答を使おう

それでは、L Dashのキーワード応答機能を実際に使ってみましょう。

メッセージを設定する

まずはL Dashのホーム画面を開き、左側に表示されているメニューから「キーワード応答」をクリックします。

L Dashホーム画面
左側のメニューから「キーワード応答」をクリック

(出典:L Dashホーム画面)

キーワード応答画面が開きました。ここで「キーワード応答は有効です」と表示されているかチェックしましょう。無効になっている場合は、「アカウント設定」タブから応答設定を開き、キーワード応答を有効にしておきます。

 

L Dashキーワード応答画面
「キーワード応答は有効です」と表示されているかチェック

(出典:L Dashキーワード応答設定画面)

L Dash応答設定画面
応答設定を確認、適宜編集する

(出典:L Dash応答設定画面)

準備ができたら、早速キーワードを設定していきましょう。キーワード応答画面の「+新規登録」ボタンをクリックします。

 

L Dashキーワード応答設定画面
「+新規登録」ボタンをクリックする

(出典:L Dashキーワード応答設定画面)

この画面でタイトルやタグを決めておきます。これらは友だちには表示されないので、自分で管理しやすい名前をつけましょう。ここではタイトルを「営業時間」として、右下の「作成済みバブル」欄の下にある「新しいバブルを追加」をクリックします。

なおこの時、右にある「▼」をクリックすると、既にL Dashで作成済みのシナリオbotやクーポン、質問フォームをセットできます。

キーワード応答タイトル設定画面
タイトルやタグを設定したら「新しいバブルを追加」をクリック

(出典:L Dashキーワード応答設定画面)

「新しいバブルを追加」をクリックすると、バブルテンプレートの選択画面が表示されます。ここで任意のキーワードが送られてきたときに自動で返信する内容を設定することができます。

バブルテンプレート選択画面
キーワードが送られてきた時に自動返信するコンテンツの種類を選べる

(出典:L Dashキーワード応答設定画面)

今回はテキストを設定するので、「テキスト」をクリックします。

バブルテンプレート選択画面
今回はテキストを選択

(出典:L Dashキーワード応答設定画面)

編集画面が開きました。左のプレビューを確認しながらテキストを入力していきましょう。絵文字を挿入することもできます。

テキスト編集画面
プレビューを確認しながらテキストや絵文字を入力していく

(出典:L Dashキーワード応答設定画面)

キーワードを設定する

テキストが完成したら、プレビューの下にある「登録内容の確認」をクリックします。

登録内容の確認
プレビュー画面の下にある「登録内容の確認」をクリック

(出典:L Dashキーワード応答設定画面)

キーワード応答登録内容確認画面が表示されます。プレビューの下に表示されている「メッセージを検証する」をクリックしましょう。

メッセージを検証する
「メッセージを検証する」をクリック

(出典:L Dashキーワード応答設定画面)

キーワード応答詳細画面が表示されます。最後に、先ほど設定したテキストを自動送信するためのキーワードを設定しましょう。「応答設定」の右にある「編集する」ボタンをクリックします。

キーワード応答詳細画面
「応答設定」の右に表示されている「編集する」ボタンをクリック

(出典:L Dashキーワード応答設定画面)

キーワード応答設定編集画面が表示されます。ここでキーワードを設定していきます。マッチ方法はLINE公式アカウント標準機能と同じ「完全一致」か、「部分一致」かを選ぶことができます。

キーワード設定画面
キーワードはそれぞれ完全一致か部分一致かを選ぶことができる

(出典:L Dashキーワード応答設定画面)

複数のキーワードを設定したい場合は「キーワードを追加する」で追加できます。なお、同じキーワードに反応するキーワード応答を複数設定した場合、その中の1つがランダムで送信されます。

キーワードを追加
複数のキーワードを設定したい場合は「キーワードを追加」で追加できる

(出典:L Dashキーワード応答設定画面)

また、この画面ではメッセージが自動送信される際のアイコンと表示名を変更することもできます。「設定する」をクリックするとファイルをアップロードしたり、表示名を変更したりすることが可能です。今回はそのままにしておきましょう。

アイコンと表示名
「設定する」をクリックするとアイコンにする画像をアップロードしたり、表示名を変更したりできる

(出典:L Dashキーワード応答設定画面)

キーワードの設定が終わったら、編集画面上部に表示されているリンク、もしくは「←」から「キーワード応答詳細」画面に戻ります。

キーワード応答詳細画面へ戻る
画面上部左に表示されている矢印(←)かリンクをクリックして「キーワード応答詳細」画面に戻ろう

(出典:L Dashキーワード応答設定画面)

プレビューで確認されているとは思いますが、実際のスマホ画面での見え方をチェックするためにテスト配信してみましょう。「稼働状況」の右上にある「テスト配信」をクリックします。

テスト配信
「稼働状況」の右上にある「テスト配信」をクリック

(出典:L Dashキーワード応答設定画面)

以下の画面に表示された数字を、LINEアプリでLINE公式アカウントへ送信します。

テスト配信コード
数字が表示される

(出典:L Dashキーワード応答設定画面)

きちんと設定したメッセージが送られてきているか、誤字脱字なども含めてチェックしましょう。

LINEアプリテスト配信画面
正しく設定できていればメッセージが返信されてくる。ここで誤字脱字や内容に齟齬がないかなどをチェック

(出典:Android版LINEアプリ)

問題なければ、いよいよキーワード応答を稼働させます。「稼働状況」の中のステータススイッチをオンにします。「停止中」から「稼働中」に変われば設定完了です。

稼働状況スイッチ
「稼働状況」が「稼働中」になれば設定完了

(出典:L Dashキーワード応答設定画面)

念のため、実際にLINEアプリで挙動を確認してみましょう。先ほど設定した「営業時間」というキーワードを含めたメッセージをLINE公式アカウントへ送ってみます。

LINEアプリ動作確認
設定した「営業時間」というキーワードに反応して返信が送られてきた

(出典:Android版LINEアプリ)

設定したメッセージがきちんと送られてきていますね。これが、L Dashの「キーワード応答」機能の基本の使い方です。

まとめ

L Dashのキーワード応答機能は、LINE公式アカウントのキーワード応答機能と違い「完全一致」だけでなく「部分一致」にも反応させることができます。

今回は基本のテキストを設定する方法をご紹介しましたが、自動で返信するメッセージの内容は画像やクーポンなども設定可能です。

また、リッチメニューの特定の箇所をタップした際にキーワードとなるテキストが送られるようにしておくなど、L Dashのほかの機能と組み合わせて使ってみるのもよいでしょう。

工夫次第でさまざまな使い方ができるキーワード応答をぜひ、便利に活用してみてくださいね。

 

【参照・参考】
・LINE株式会社『はじめてでもできる! LINEビジネス活用公式ガイド 第2版』インプレス,2023年6月
・LINEヤフー for Business「LINE公式アカウント(旧 LINE@) – 応答メッセージ」(2024年4月23日参照)
・LINEキャンパス「応答メッセージ」(2024年4月23日参照)

L Dashの「シナリオbot」で診断コンテンツを作ってみよう!

アイキャッチ

あらかじめ用意された複数の質問に回答していき、回答内容に応じた診断結果をユーザーに提示する、診断コンテンツ。

心理テストや占いのほか、肌タイプを診断しておすすめの化粧品を訴求したり、ユーザーの利用状況に合った携帯料金のプランを提示したりと、マーケティングの一手法として多様な使われ方をしています。ご自身でも一度は触れてみたことがあるのではないでしょうか。

複雑な作りに見える診断系コンテンツですが、実はL Dashの「シナリオbot」機能を使えば簡単に作れます。実際にL Dashで診断コンテンツを作りながら、シナリオbot機能について詳しく見ていきましょう。

L Dashの「シナリオbot」機能とは

L Dashのシナリオbot機能を使うと、あらかじめ設定しておいた設問と選択肢をセットにしてユーザーへ提示できます。ユーザーがいずれかの選択肢を選ぶと、その内容をもとに、また自動で新たな設問と選択肢を提示する……というシナリオを自由に作ることができるのです。

以下の動画はお問い合わせ対応にシナリオbotを活用している例ですが、これを見ていただくと、今回取り上げる診断コンテンツへの利用もイメージしやすいのではないでしょうか。

スマホシナリオbot
シナリオbotをお問い合わせ対応の一部に使用している事例。ユーザーは「スタート」→「体験授業について」→「必要な持ち物はありますか?」の順にタップしている

(出典:Android版LINEアプリトーク画面)

ちなみに診断コンテンツというと、LINEマーケットプレイスを除いたことのある方は、「診断Bot」という有料の拡張機能があるのをご存じかもしれませんね。ですが費用面の問題などで、単一の機能として導入するには少しためらってしまう……という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

診断bot
LINEマーケットプレイスの「診断bot」

また、こうした単一の拡張機能を導入するほかにも、LINE公式アカウントの標準機能である応答メッセージを駆使することで診断コンテンツを作ることも不可能ではありません。しかし、同じ操作を何度も繰り返すことになりますし、事前にある程度しっかりとしたフローチャートを作成しておかないと途中で混乱してしまう危険性も高いです。

その点、L Dashならシナリオbot以外にもたくさんの便利な機能が使えますし、何より今どの選択肢がどの設問へ結びついているかなどが目で見てすぐに分かります。複雑なPC操作に自信がなくても、マウスのドラッグ&ドロップで誰でも簡単に診断コンテンツを作成することができますよ。

シナリオbotで診断コンテンツを作って配信してみよう

実際にL Dashのシナリオbotを使ってみましょう。今回は簡単な診断コンテンツを作って配信してみます。

診断コンテンツをつくる

今回は、カフェのおすすめメニューを教えてくれる診断コンテンツを作ってみます。L Dashにログインしたら、ホーム画面左に表示されているメニューの「ツール」から「シナリオbot」をクリックします。

L Dashホーム画面
左側のメニューから「シナリオbot」をクリック

(出典:L Dashホーム画面)

シナリオbotの一覧画面が表示されます。まだ何も作成していないのでまっさらですね。右側にある「+新規登録」ボタンをクリックして新しいシナリオbotを作っていきましょう。

シナリオbot
「+新規登録」ボタンをクリック

(出典:L Dashシナリオbot画面)

上部(以下の画像で「2024~に自動保存されたシナリオbot」と表示されている箇所)をクリックするとシナリオbotのタイトルやタグが編集できます。管理しやすい名前に変えておきましょう。

そして三分割されている画面のうち、真ん中の大きな画面がメインで操作する場所です。設問と回答のセットや結果を追加する際は、左側の欄から真ん中の画面へドラッグ&ドロップしてきます。

シナリオbot編集画面
必要に応じて「新しい質問」や「結果」をドラッグ&ドロップで真ん中の一番大きな枠へ持ってくる

(出典:L Dashシナリオbot画面)

初めは「スタート」だけが表示されているはずです。画面右側の「スタート」と表示されている吹き出しにマウスカーソルを乗せると、鉛筆マークとごみ箱マークが表示されます。鉛筆マークをクリックして編集画面を開きましょう。

なお今回は使いませんが、ここに表示されている「+バブル追加」をクリックすると吹き出しを追加することができます。

スタートプレビュー
鉛筆マークをクリック

(出典:L Dashシナリオbot画面)

編集画面が開きました。左側のプレビューを見ながら適宜説明文などを設定していきます。「アクション」については後述しますので、今回はこのままで大丈夫です。

スタート編集画面
今回のように「画像」を使わない場合は「表示する」のチェックを外しておこう

(出典:L Dashシナリオbot画面)

一通り設定を終えたら、プレビュー画面上部の「通知」をクリックして、通知メッセージを編集するのを忘れないようにしましょう。こちらの設定も終わったら、左上の「×」をクリックして元の画面に戻ります。

通知テキスト編集画面
通知メッセージは友だちが一番初めに見る箇所。忘れず設定しよう

(出典:L Dashシナリオbot画面)

それでは、設問を追加していきましょう。以下は画面左からドラッグ&ドロップで「スタート」の隣に「新しい質問」を追加した状態です。まずはスタートとこの設問を結びつけておく必要があります。といっても、以下の画像のようにマウスをドラッグして「●」と「●」をつなげるだけです。

新しい質問を追加した
●と●をつなげると、ユーザーが「スタート」をタップした際に設問が送信されるように設定できる

(出典:L Dashシナリオbot画面)

スタートと設問を線でつなぐと、右側の列に「追加アクション」と「友だちプロフィール項目と連携」という項目が表示されます。「スタート」をタップした友だちに対してタグを追加・削除したり、L Dashの友だちプロフィール項目と連携させたりすることができます。

必要な設定を終えたら「保存」をクリックして、右上の「閉じる」をクリックします。

追加アクション
「スタート」をタップした友だちに対してタグの追加や削除をしたり、「友だちプロフィール項目」と連携させたりすることができる

(出典:L Dashシナリオbot画面)

先ほど追加した質問を編集していきます。「新しい質問」の欄をクリックすると右側にプレビューが表示されます。

新しい質問をクリック
メイン画面に追加された「新しい質問」をクリックすると、右側のプレビューから編集できるようになる

(出典:L Dashシナリオbot画面)

プレビュー画面の「新しい質問」欄にマウスカーソルを乗せると鉛筆マークとごみ箱マークが表示されます。鉛筆マークをクリックして、質問の編集画面を開きましょう。

質問の編集画面を開く
鉛筆マークをクリックして編集画面を開く

(出典:L Dashシナリオbot画面)

編集画面が開きました。説明文(今回の場合は新しい質問)を入力したり、画像やタイトルを設定したりできます。

質問編集画面
「説明文」欄に質問を入力していく

(出典:L Dashシナリオbot画面)

今回画像は使いませんので、「表示する」のチェックを外しておきましょう。

画像のチェックを外す
画像を「表示する」からチェックを外した状態

(出典:L Dashシナリオbot画面)

画面を下へスクロールすると、「アクション1」「アクション2」「アクション3」という欄が表示されていますね。ここで選択肢と、選択肢を選んだ時にどんな動作をさせたいかを設定できます。

アクション
各選択肢と、ユーザーが選択肢を選んだ際の挙動を設定できる

(出典:L Dashシナリオbot画面)

ここでの「アクションラベル」はすなわち「回答」になります。左側のプレビューを確認しながら、アクション1のアクションラベルは「はい」、アクション2のラベルは「いいえ」にしておきましょう。

「アクションタイプ」では次の設問と選択肢を表示させる(シナリオbot紐づけ)だけでなく、指定したキーワードをメッセージとして送信させられる「キーワード送信」や、指定したURLを開く「リンク」などを設定できます。今回は次の設問を表示させたいので、「シナリオbot紐づけ」を選んでおきましょう。

アクションタイプ
「シナリオbot紐づけ」を選ぶと、ユーザーが選択肢をタップした際に次の設問が送信される

(出典:L Dashシナリオbot画面)

「シナリオbot選択肢」もここでの設問は「L Dashに来店されたことはありますか?」なので「はい」(アクション2では「いいえ」)のままにしておきます。「入力オプション」を設定すると、この選択肢を選んだ際にリッチメニューやキーボードを開いたりすることができます。

入力オプション
ユーザーが選択肢をタップした際にリッチメニューやキーボードを表示させることもできる

(出典:L Dashシナリオbot画面)

アクション2(ここでは「いいえ」)も同様に設定していきます。今回は二択なので、アクション3の「表示する」の横にあるチェックマークは外しておきましょう。三択の場合、ここにチェックを入れるとアクション1や2と同様の設定項目が開きます。

アクション3
「表示する」にチェックマークがついていたら外しておこう

(出典:L Dashシナリオbot画面)

なお今回は使いませんが、この画面の上部にある「カラム追加」をクリックすると、もう一枚カルーセル表示させるメッセージを増やすことができます。

カラム追加
シナリオbotの操作に慣れてきたら使ってみよう

(出典:L Dashシナリオbot画面)

先ほどと同じように、通知テキストの編集も忘れずに。設定が終わったら、左上の「×」をクリックして編集画面を閉じましょう。

編集画面を閉じる
左上の「×」をクリックでシナリオbot全体の操作画面に戻れる

(出典:L Dashシナリオbot画面)

操作画面に戻ってきましたね。右側のプレビューで、先ほど設定した内容が表示されているか確認しておきましょう。

プレビューを確認する
メイン画面で「新しい質問」を選択して、右側のプレビューに設定が反映されているかチェック

(出典:L Dashシナリオbot画面)

なお、「新しい質問」と表示されている箇所は自由に名前を変更できます。

質問の名前を変える
「新しい質問」と表示されている箇所は自由に名前を変えられる

(出典:L Dashシナリオbot画面)

それでは「はい」と「いいえ」、それぞれの選択肢に別の設問をつなげてみましょう。やり方は先ほどと同じで、左側の「新しい質問」を真ん中の枠にドラッグ&ドロップしてきて、お互いの「●」をドラッグでつなげるだけです。

新しい質問を2つ追加
左から「新しい質問」をドラッグ&ドロップで2つ追加し、初めの質問とつないだところ

(出典:L Dashシナリオbot画面)

先ほどと同じ手順で、はじめの設問に「はい」と答えた人への設問と、「いいえ」と答えた人への設問をそれぞれ設定していきましょう。今回は「アクションラベル」を「はい」「いいえ」から編集してみました。

質問を編集する
アクションラベルを編集した。左側のプレビューにも反映されている

(出典:L Dashシナリオbot画面)

もちろん、ここからさらに細かく分岐させていくこともできます。その場合、適宜右上に表示されている虫眼鏡ツールで画面を拡大・縮小すると全体を把握しやすいのでおすすめです。

虫眼鏡ツール
質問が増えて全体が把握しづらくなってきたら虫眼鏡ツールを使おう

(出典:L Dashシナリオbot画面)

今回はここまでに設定されている4つの設問の診断結果を表示させてみましょう。画面左側から「結果を表示する」をメイン画面にドラッグしてきて、それぞれの設問の「●」とつなげます。やり方は先ほどまでとまったく同じです。

「●」同士をつなげると、はじめに「スタート」から設問を結びつけた時と同じように、「追加アクション」と「友だちプロフィール項目と連携」が表示されます。必要であれば設定しておきましょう。

追加アクション
必要に応じて設定しよう

(L Dashシナリオbot画面)

設問と結果を結びつけました。今回は4つそれぞれ別の結果を表示させますが、複数の設問を同じ結果へ結びつけることも可能です。

全体図
今回作った診断コンテンツの全体図

(L Dashシナリオbot画面)

それでは、結果を編集していきます。メイン画面から編集したい「結果(を表示する)」をクリックしたら右側のプレビュー画面に表示されている吹き出しにマウスカーソルを合わせ、鉛筆マークをクリックでテキストの入力画面が開きます。

絵文字のほか、クーポンや質問フォームのURLをインポートすることも可能です。シナリオbotを完走してくれた人に向けて、結果と併せて特別クーポンを送るのも良いかもしれませんね。

結果の編集画面
テキストや絵文字を入力したり、作成済のクーポンや質問フォームをインポートしたりできる

(L Dashシナリオbot画面)

以下は一通りの設定を終えた状態です。

設定を終えた
診断コンテンツが完成した

(L Dashシナリオbot画面)

配信する

まずはテスト配信をしてみましょう。メイン画面で起点となる「スタート」を選択してから、画面右側、プレビュー画面の上にある「テスト配信」をクリックします。

テスト配信する
プレビュー画面上部にある「テスト配信」をクリック

(出典:L Dashシナリオbot画面)

表示された数字をLINEアプリでLINE公式アカウントへ送信します。

テスト配信コード
LINEアプリのトーク画面を開き、ここに表示された数字をLINE公式アカウントへ送る

(出典:L Dashシナリオbot画面)

診断コンテンツが送られてきました。「スタート」をタップして実際の挙動を確認してみましょう。

LINEアプリトーク画面
作った診断コンテンツが送られてきた。挙動も確認しよう

(出典:Android版LINEアプリ)

一通り触ってみて問題なければ、いよいよシナリオbotで作った診断コンテンツを実際に友だちへ配信します。

画面左上の「←」をクリックして作成済みシナリオbot一覧画面に戻りましょう。

一覧画面に戻る
画面左上の「←」をクリック

(出典:L Dashシナリオbot画面)

左側に表示されているメニューから一番上の「メッセージ配信」をクリックし、次に右下の「+新規登録」をクリックします。

メッセージ配信
左側のメニューから「メッセージ配信」をクリックし、表示された画面で「+新規登録」をクリックする

(出典:L Dashメッセージ配信画面)

「新しいバブルを追加」の隣にある「▼」をクリックします。

新しいバブルを追加
「▼」をクリック

(出典:L Dashメッセージ配信画面)

「シナリオbot」をクリックします。

他のコンテンツからインポート
「シナリオbot」を選択

(出典:L Dashメッセージ配信画面)

先ほどつくったシナリオbotを選択します。

シナリオbotからインポート
今回配信したいシナリオbotをクリックする

(出典:L Dashメッセージ配信画面)

メッセージにシナリオbotを設定できました。ちなみに、「▼」の隣にある「新しいバブルを追加」をクリックして「L Dashで作成したコンテンツ」の中にある「シナリオbot」をクリックしても、メッセージにシナリオbotを設定することができますよ。

シナリオbot設定完了
メッセージにシナリオbotを設定できた

(出典:L Dashメッセージ配信画面)

診断コンテンツと合わせてメッセージを送りたい場合は「新しいバブルを追加」で吹き出しを追加できます。今回は診断コンテンツだけを送ってみましょう。プレビューの下にある「メッセージを検証する」をクリックします。

メッセージを検証する
プレビューの下にある「メッセージを検証する」ボタンをクリック

(出典:L Dashメッセージ配信画面)

メッセージ詳細画面に移ります。右上の「テスト配信」をクリックすると、先ほどシナリオbot作成画面から操作した時と同じ流れで配信テストができます。表示された数字をLINEアプリからLINE公式アカウントへ送るだけです。念のため挙動を確認しておきましょう。

メッセージ詳細画面
右上の「テスト配信」をクリックでメッセージの配信テストができる

(出典:L Dashメッセージ配信画面)

問題なければ、実際に診断コンテンツを友だちへ配信していきましょう。「配信設定」の右にある「編集する」をクリックします。

配信設定
「配信設定」の右にある「編集する」をクリック

(出典:L Dashメッセージ配信画面)

配信ターゲットや配信日時、友だちに表示するアイコンと表示名が設定できます。今回は「全ての友だち」に「今すぐ配信」します。

メッセージ配信設定
配信ターゲットや配信日時などを設定する

(出典:L Dashメッセージ配信画面)

設定を終えたらプレビューの下にある「配信する」をクリックしましょう。

配信する
プレビューの下にある「配信する」ボタンを押してメッセージを配信しよう

(出典:L Dashメッセージ配信画面)

これで、L Dashのシナリオbot機能で作った診断コンテンツを友だちに配信できました。

まとめ

設問や結果をドラッグ&ドロップして、各項目をマウスでつなげるだけで簡単に診断コンテンツが作れましたね。今回は基本操作を中心にご紹介しましたが、例えば設問をもっと複雑に分岐させたり、画像を入れて画面を華やかに見せたりすることも可能です。

複雑な診断コンテンツも、直感的な操作で気軽に作成できるL Dashのシナリオbotをぜひ、便利に活用してみてください。

 

【参照・参考】
・LINE株式会社『はじめてでもできる! LINEビジネス活用公式ガイド 第2版』インプレス,2023年6月
・LINEヤフー for Business「LINE公式アカウント(旧 LINE@) – 応答メッセージ」(2024年4月25日参照)
・LINEマーケットプレイス「診断bot」(2024年4月25日参照)

L Dashであいさつメッセージを活用しよう!

アイキャッチ

LINE公式アカウントの基本機能の一つに「あいさつメッセージ」というものがあります。意外と初期設定のまま運用しているという方も多いのではないでしょうか。

もしそうだとしたら、大変もったいないと言わざるを得ません。なぜなら、あいさつメッセージは通常のメッセージ配信よりも読まれる可能性が高く、LINE公式アカウントの第一印象を決めるとも言われる重要な役割を担っているからです。

今回はあいさつメッセージのポイントをおさらいした上で、L Dashを使った活用例についてご紹介します。

「あいさつメッセージ」3つのポイント

初めに、あいさつメッセージとは何なのか、メリットなど基本となるポイントを抑えておきましょう。

ユーザーが友だち登録した時に自動送信されるメッセージ

あいさつメッセージとは、ユーザーがLINE公式アカウントを友だち追加した際、もしくはブロックを解除した時、最初に送られてくるメッセージです。

友だち追加後すぐに配信される上に、LINE公式アカウントを友だち追加した時というのはユーザーの関心度も高いため、読まれる可能性が高いという特徴があります。このタイミングでアカウントの概要やメリットを訴求することで、ブロック率を低下させる効果も期待できます。

また、「通知が不要な方は設定から通知をオフにしてください」といった文言を入れておくのもよいでしょう。「通知が多いな」と感じたユーザーに対し、ブロックではなく通知オフの案内をしておくことで、ブロックされることを防ぐ効果が見込めます。

加えてキーワード応答(自動返信)が使える場合や、チャットリッチメニューからお問い合わせや予約などを受け付けている場合は、その旨もあいさつメッセージで伝えておくと親切です。

最大5つの吹き出しを送れる

LINE公式アカウントでは通常3つの吹き出しを一つのメッセージとして配信することができますが、あいさつメッセージに限っては最大5つの吹き出しを送ることができます。

また、L Dashを使うとテキスト、スタンプ、画像、動画、音声、カードカルーセル、イメージカルーセルのほかにも、シナリオbotやクーポン、質問フォームといった多様な形式のメッセージをあいさつメッセージとして配信可能です。

ただし、ユーザーが最初に目にするのは最後に送られてきたメッセージです。5つの吹き出しを使った場合は、5つ目の吹き出しですね。そのため、一つの吹き出しがあまりに縦に長いと、初めから読むには上までスクロールしなくてはいけません。結果として、最初の吹き出しを見てくれる可能性が下がってしまう危険性があるのです。

通常のメッセージ配信よりも2吹き出し分多くのメッセージを送れるとはいえ、できる限り文字数は抑えておくのがよいでしょう。全体的に読みづらくなってしまうのを防ぐため、適度に改行や絵文字を入れるのもよいですね。

無料で配信できる

あいさつメッセージは従量課金による通数対象外です。友だちが何人いようと無料で配信できるため、できるだけ通数を抑えて運用したいという方にとっては、とてもありがたい機能ですよね。

あいさつメッセージであらかじめ、どんな内容をどのくらいのペースで配信していくのかを断っておけば、ユーザーも心の準備ができますから、「思っていたより配信頻度が高い」ことを理由にブロックされてしまう危険性は下がるでしょう。

L Dashであいさつメッセージを設定する

それでは、L Dashであいさつメッセージを作ってみましょう。

あいさつメッセージを設定する

L Dashにログインしたら、ホーム画面左のメニューにある「トークルーム管理」の中から「あいさつメッセージ」を選んでクリックします。

L Dashホーム画面
「あいさつメッセージ」をクリック

(出典:L Dashホーム画面より)

あいさつメッセージの設定画面が開きます。「メッセージ情報」の右にある「編集する」ボタンをクリックして配信する内容を編集していきましょう。

あいさつメッセージ設定画面
「編集する」ボタンをクリックしてあいさつメッセージを作成していこう

(出典:L Dashあいさつメッセージ設定画面より)

基本的な設定方法は、通常のメッセージ配信の時と同じです。「新しいバブルを追加」または「他のコンテンツからインポート」をクリックしてメッセージの種類を選び、設定していきます。

メッセージ登録内容確認
通常のメッセージ配信と同様に、「新しいバブルを追加」または「他のコンテンツからインポート」をクリックして吹き出しを追加していく

(出典:L Dashあいさつメッセージ設定画面より)

メッセージが設定できたら、配信設定や稼働状況を設定します。配信タイミングは「友だち追加されたとき」のほかに、「ブロック解除されたとき」を選択できます。ここにチェックを入れると、一度ブロックしたユーザーがブロックした解除した際にもあいさつメッセージが配信されます。

「アイコンと表示名」を設定すると、あいさつメッセージが配信された際、LINE内に表示されるアイコンや表示名の一部を変えることができます。

最後に「稼働状況」のスイッチをオンにすると、新しく友だち追加やブロックを解除したユーザーに対してあいさつメッセージが配信されます。スイッチをオンにする前に、必ずテスト配信を行っておきましょう。テスト配信も、通常のメッセージ配信等と同様の方法で行えます。

稼働状況と配信設定
①「配信設定」の右にある「編集する」から配信タイミングやアイコンと表示名を変更できる。②テスト配信を行ってから、③ステータススイッチをオンにしよう

(出典:L Dashあいさつメッセージ設定画面)

L Dashのクーポン機能を併用する

今回は、あいさつメッセージの最後にクーポンを設定してみました。クーポンを設定するには、あらかじめクーポン作成画面でクーポンを作っておく必要があります。クーポンの作成方法はこちらの記事をご参照ください。

プレビュー
あいさつメッセージでクーポンを配信できる。友だち追加のインセンティブにしてみよう

(出典:L Dashあいさつメッセージ設定画面より)

クーポンを友だち追加のインセンティブにすれば、友だちを増やすきっかけになりますし、友だち追加のハードルを下げることも可能です。

また、L DashのクーポンにはLINE公式アカウント標準機能では不可能な「誰がいつ、どのクーポンを利用したかを確認できる」という機能が備わっています。確認方法は以下の2つです。

①友だち一覧から詳細を見たい友だちをクリックして「履歴」タブから確認する

友だち詳細画面
友だち詳細画面の「履歴」タブでは、その友だちが使用したクーポンや回答済の質問フォームが確認できる

(出典:L Dash友だち詳細画面より)

②作成済みクーポン一覧から利用履歴を見たいクーポンをクリックし、「クーポン基本情報画面」に表示される「〇件の使用履歴があります」という表示から確認する

クーポン基本情報
クーポン基本情報画面を開き、「〇件の使用履歴があります」と表示されている箇所をクリック

(出典:L Dashクーポン基本情報画面)

クーポン基本情報
クーポンを利用した友だちのアイコンや名前、使用した日時を確認できる

(出典:L Dashクーポン基本情報画面)

また、クーポンの利用者に対しタグを追加したり削除したりすることもできるので、後からクーポン利用者だけに絞り込んでメッセージを配信することも可能です。

タグ
クーポンを利用した友だちにタグを追加・削除できる。画像ではクーポン利用者に「半額クーポン利用」というタグが追加されるよう設定されている

(出典:L Dashクーポンその他設定画面)

L Dashの機能を上手に組み合わせれば、より一人ひとりに寄り添ったメッセージを届けることができるでしょう。

まとめ

ユーザーが友だち追加した際に自動で配信されるあいさつメッセージは、通常のメッセージ配信よりも多い5つの吹き出しを、友だちの人数に関わらず無料で送ることができます。

友だち追加直後という、友だちの関心が高まっているタイミングで配信されるため、読まれる可能性が高いという特徴もあります。この特製を理解し、LINE公式アカウントの運用に最大限活かしていきましょう。

今回例に挙げたように、クーポン機能を併用すれば友だち追加のハードルを下げることができますし、他にもシナリオbotを使えば選択式の簡単なアンケートを配信し、回答してくれたユーザーに自動でタグ付けすることもできます。

「無料で配信できる5吹き出し分のメッセージ」をどう使うかはあなた次第。L Dashの便利な機能を組み合わせて、色々と試してみるのも楽しそうですね。

 

【参照・参考】
・LINEヤフー for Business「友だちにはじめて届く『あいさつメッセージ』設定のコツ」(2024年5月21日参照)
・LINEヤフー for Business「LINE公式アカウント (LINE Official Account Manager) あいさつメッセージを設定するマニュアル」(2024年5月21日参照)
・LINEヤフー for Business「クーポンの活用方法|集客・販促に役立つ使い方」(2024年5月21日参照)
・LINEヤフー for Business「LINE公式アカウント (LINE Official Account Manager) クーポンマニュアル」(2024年5月21日参照)
・LINEキャンパス「クーポン」(2024年5月21日参照)

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