リッチメニューの作成方法
- リッチメニューってなに?
- リッチメニューのデザインにこだわりたい
- リッチメニューを8分割で作れるかな?
- 友だちごとにリッチメニューを使い分けたい
このページでは、L Dashでリッチメニューを作成する方法を紹介します。
リッチメニューとはLINEのトーク画面の下部に表示されるメニューのことです。
スマホ画面のほぼ半分を占めるので訴求したい内容を効果的にPRできる他、ユーザーの使いやすさや満足度を向上させ、レスポンス率をアップさせられるなどのメリットがあります。
リッチメニューはLINE公式アカウント単体でも作れますが、L Dashなら自由にタップできる範囲とアクションを設定できるので、より自由度が高いリッチメニューを作ることができます。


- リッチメニューの作成
- タブ付きリッチメニューの作成
- 友だちリッチメニューの設定
1.リッチメニューの作成方法
L Dashのホーム画面の左メニューから「リッチメニュー」を選択します。

新しく「リッチメニュー」を作成するには「+新規作成」を押します。

管理用のタイトルとタグを入力します。管理用のタイトルとタグは友だちには表示されません。

次に、リッチメニューに使用する画像をアップロードします。
あらかじめ「ホームページ」という画像が入っているので、×印を押していったん削除してから、使用したい画像をアップロードしましょう。
なお、L Dash上で画像を作成することはできないため、リッチメニューを設定する前に、あらかじめ画像を用意しておく必要があります。
▼アップロードできる画像の条件
- 画像ファイルサイズ:1MB以下
- 画像の幅サイズ:800ピクセル以上、2500ピクセル以下
- 画像の高さサイズ:250ピクセル以上
- 画像のアスペクト比:1.45以上

「ここにファイルをドロップ」の部分に使いたい画像をドラッグ・アンド・ドロップするか、「ファイルを選択」を押して使いたい画像を選ぶことで、リッチメニューに使用する画像を挿入できます。

画像をアップロードすると、プレビュー画面に表示されます。

各メニューをタップした際のアクションを設定していきましょう。
「アクションを追加する」を押します。

タップする範囲を選択するためのガイド枠が表示されるので、ドラッグして位置を調整し、大きさを整えます。

まずは画像中央の「ホームページ」と書かれている箇所を設定していきます。
位置と大きさを整えたら「適用」を押します。

プレビュー画面を見ると、選択した範囲に「A」と表示されているのが分かります。この後、タップできる領域をさらに設定していくと、「B、C、D……」と順に追加されていきます。

続いて「アクションタイプ」を設定します。
アクションタイプは以下の6種類から選択できます。
▼アクションタイプの種類
- リンク
- キーワード送信
- カメラ起動
- QRコードリーダー起動
- LINE公式アカウント共有
- リッチメニュー切り替え
ここではホームページへのリンクを設定するため、アクションタイプは「リンク」を選択します。

「URL」欄にリッチメニューの「ホームページ」にリンクさせるURLを入力します。

これで、ユーザーが「ホームページ」をタップした際に自社のホームページを表示させることができます。
アクションラベルには、端末の音声読み上げ機能で使用したい文言を入力しておきましょう。

次に、「お問い合わせ」と書かれている箇所がタップされた際に、自動でお問い合わせフォームを呼び出すアクションを設定します。
まず「アクションを追加する」を押します。

するとアクションの範囲選択画面が表示されるので、先ほどと同様に範囲を指定して「適用」を押します。

アクションタイプは「リンク」を選択し、「LIFFアプリからインポート」を押します。

「LIFFアプリからインポート」では、あらかじめ用意しておいた「クーポン」や「質問フォーム」を呼び出すことができます。

質問フォームを選択し、作成済みの質問フォームから呼び出したいものを選びましょう。

すると質問フォームを呼び出すURLが入力されます。
アクションラベルを入力したら、お問い合わせ(プレビューで「B」と表示されている領域)のアクション設定は完了です。

次に、キーワード応答を使ったアクションタイプの設定方法を紹介します。
ワンタップで簡単に英会話教室の「休校日」が確認できる、受講者向けリッチメニューを作る場合を例に挙げて解説しましょう。
リッチメニューに使う画像をアップロードしたら「アクションを追加する」を押します。

「今月の休校日」と書かれている箇所を範囲選択します。

アクションタイプを「キーワード送信」に設定します。
キーワード送信を使うと、指定したキーワードを友だちのメッセージとして送信させることができます。これにより「キーワード応答」機能であらかじめ設定しておいた、指定のキーワードに紐づくメッセージを呼び出すことが可能です。

次に「キーワード応答からインポート」を押して、キーワード候補の中から「休校日」を選択します(事前に「キーワード応答」機能で、ユーザーから「休校日」というキーワードが送られた際は今月の休校日情報を自動返信するよう設定してあります)。

キーワードが設定出来たら、アクションラベルを入力します。

これで、ユーザーが「今月の休校日」と書かれている箇所(Aの領域)をタップすると、休校日情報が自動で送られてくるよう設定できました。
同じ要領ですべてのメニューにアクションを設定しましょう。
なお、表示設定の「メニューバーのテキスト」は自由に変更できます。

また、「トークルームを開いたとき、リッチメニューを表示する」にチェックを入れると、自動でリッチメニューが表示されるように設定できます。自由にカスタマイズしてご利用ください。
すべての設定を終えたら、「この内容をLINEにアップロードする」を押します。

これで、リッチメニューの設定は完了です。
アップロードが完了すると、自動でリッチメニュー一覧ページに戻ります。
「現在の表示」の「変更する」ボタンを押して、トークルームに表示するリッチメニューを設定しましょう。

作成したリッチメニューの中から、トークルームに表示したいリッチメニューを選びます。

選択するとコードが表示されるので、スクロールして一番下の「このリッチメニューを選択する」を押します。

「現在の表示」に選択したリッチメニューが表示されていることが確認できれば、設定完了です。

2.リッチメニューの切り替え
タブ付きのリッチメニューを作る場合は、リッチメニュー切り替えの設定が必要です。
ここでは切り替えの設定方法を紹介します。
通常、LINE公式アカウントのWeb版管理画面(LINE Official Account Manager)やスマホ用管理アプリからは、最大6分割のタップ領域を持つリッチメニューしか作れません。
ですが、L Dashではアクション範囲(タップできる領域)を自由に設定できるので、タブの切り替えや6分割以上のメニュー枠を設定することが可能です。タブ切り替えができるリッチメニューもぜひ活用してください。
タブ付きのリッチメニューを設定する際は、作りたいタブの枚数分のリッチメニュー画像が必要となります。
【リッチメニュー1】

【リッチメニュー2】

ここでは2つのタブを持つリッチメニューを作りたいので、あらかじめ「リッチメニュー1」と「リッチメニュー2」の両方をリッチメニューとして登録しておく必要があります(各リッチメニューの名前は自由に設定できます)。
タブ以外のすべてのアクションの設定を済ませ、LINEにアップロードしておきましょう。

まずは「リッチメニュー1(無料体験誘導型リッチメニュー)」から、タブのアクションを設定していきます。アクションの範囲選択で切り替えタブを指定します。

アクションタイプは「リッチメニュー切り替え」を選択します。

タブ(E領域)がタップされた際に「新たに表示するリッチメニュー」として、先に登録しておいたもう一方のリッチメニュー(無料体験誘導型リッチメニュー2)を選択します。

スクロールして画面最下部の「選択する」ボタンを押します。

これでタブの切り替え(リッチメニューの切り替え)設定は完了です。
アクションラベルを入力して、すべてのアクションが設定できていることを確認したら「この内容をLINEにアップロードする」ボタンを押します。

同様に、もう一方のリッチメニューについても、タブの切り替え設定をしていきます。
「作成済みリッチメニュー」の一覧画面から「無料体験誘導型リッチメニュー2」を選びます。

今度はもう片方のタブを範囲選択します。

先ほどと同じように、アクションタイプは「リッチメニュー切り替え」を選択します。

次に、「新たに表示するリッチメニュー」欄で、切り替えたいリッチメニューを選択します。

スクロールして画面最下部の「選択する」を押します。

アクションラベルを入力して、アクション範囲と内容を確認したら「この内容をLINEにアップロードする」を押します。

これでタブの切り替え(リッチメニューの切り替え)の設定は完了です。
設定が済んだら必ず「この内容をLINEにアップロードする」を押すことを忘れないようにしましょう。
そして、今回の例であれば、作成した2種類のリッチメニューを両方ともLINEにアップロードした上で、初めに表示させたい方のリッチメニューを「現在の表示」に設定すれば、タブで切り替わるリッチメニューの完成です。
3.友だちリッチメニューの設定方法
L Dashでは、友だちごとに異なるリッチメニューを設定することができます。
例えば、今回作成した「L Dash英会話教室」の場合は、見込み顧客(非会員)には無料体験を訴求するタブ付きのリッチメニュー、既に会員になっている受講生には休校日やサポートセンターへすぐにアクセスできる簡易なリッチメニュー、などターゲットに合わせたリッチメニューの出し分けができます。
友だちの属性によってリッチメニューを変更することで、ユーザーの満足度や質の高いPRを行うことができますので、ぜひ利用してください。
「友だちリッチメニュー」を設定するときは、「ホーム」画面の左メニューから「友だち一覧」を選択します。

「友だちリッチメニュー」を設定したい友だちを選択します。

友だちの「プロフィール」タブの一番下までスクロールすると「友だちリッチメニュー」のメニューがあります。

はじめはデフォルトのリッチメニューが設定されています。この友だちに特定のリッチメニューを表示させたい場合は「変更する」を押します。

既に作成済みのリッチメニュー一覧の中から変更したいリッチメニューを選択し、「このリッチメニューを選択する」を押します。

自動で友だち一覧のページに戻りますので、友だちリッチメニューに選択したリッチメニューが表示されていることを確認できれば完了です。
